名刺でチャンスをつかもう<朝日新聞連載 第20回>

 朝日新聞さんで2023年より連載をさせていただいております
【農業をデザインする思考】がなんと朝日新聞さんのご厚意でnoteやこちらのHPでも読めるようになりました!!
朝日新聞和歌山欄で発表した後、noteやこちらのHPへも記事を掲載してまいります。
ただ、朝日新聞さんのご依頼で執筆しておりますのでまずは朝日新聞さんで公開します。
そのあと、少し時間を置いてからnoteへ掲載、という流れになります。
もし続きを早く読みたい!!という方はぜひ和歌山県のあなたは朝日新聞の購読を、
他府県にお住まいのあなたはweb版の購読をお願いいたします!

 ㈱はりまぜデザインの角田(つのだ)です。
なんとこの連載も今回で20回目です。これも楽しみに読んでいただいているあなたのおかげです。ありがとうございます!
 さて、そろそろ4月、新年度ですね。学校を出たり転職したりして農家になる人、目指す人もいるのではないでしょうか。会社に就職すると支給されるのが【名刺】です。僕も初めて自分の名刺を手渡されたときは「一人前」になったような気がしてとても嬉しかったです。
 しかし農家になるとなかなか名刺を作りませんので意外と持っていない人が多い。
セミナーなどで名刺交換をすると「すみません、名刺が無いので貰うだけでも良いですか?」とよく言われます。僕は別に良いのですが・・・あなた、チャンスを逃していますよ!と声を大にして言いたいのです。
 名刺には大きく3つの役割があります。

 1つ目は「アガる」です。新人だった頃の僕のように自分の名前が印字された名刺を持たせてもらうことで一人前になった気がして「アガる」のです。これはとても大切なことです。毎日の仕事に対する向き合い方や、お客様への接し方、全てにおいて「ギュっ」と引き締まります。小さな紙一枚でやる気と帰属意識が高まります。
 2つ目はお客様とのコミュニケーションのきっかけになります。名刺交換をする場合は基本的には「はじめまして」です。最近はwebで話したことがあるがリアルでは初めて、という場合もありますが概ね全くのはじめましてです。僕のようなおしゃべりな男はお構い無しでずっと喋れますが、大抵は初めての人といきなりコミュニケーションをしっかりと取るのは難しいです。そんなときに役に立つのが名刺です。名刺に記載されている肩書や情報などから話のきっかけを掴む事ができます。そうそう、メールアドレスなどもすごく個性が出ますよ。nekozuki@とかであれば「ああ、猫が好きな人だな」とわかります。数字なら誕生日とか。子どもの名前を入れている人も多いですね。
 そして3つ目は必要なときに思い出してもらえ、連絡が来る、です。例えばあなたと出会った人が「いつもの米農家さん、お米作らなくなった!どうしよう。。。そうだ!この前のあの米農家さんに声をかけてみよう!」と、あなたに連絡を取ろうとします。
しかしもし、あなたが名刺を作っておらず、もらうだけで渡していなかったとしたら。。。そう、二度と連絡が取れないのです。これ、本当によくあります。「いやいや。SNSやっているのでフォローしてもらえればいいので」という人も多いですが、それもよく考えてください。あなた自身、一度しか合っていない人のSNSを毎日チェックし続けますか?よっぽど興味がある相手ならするかもしれませんが、大抵はしませんよね。だとするとすぐに忘れてしまいます。そしてそういう人ほど無闇矢鱈にフォローしているのでその中から探すのはもう無理です。
 さあ、では次回からそんな重要な【名刺】をただ適当に作るのではなく、デザインの力でビジネスを加速させる秘密の名刺デザイン手法をお話していきます。

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