先日、
和歌山大学教育学部附属中学校の生徒さんが職場体験にいらっしゃいました。
毎年受け入れているのですが、
せっかくデザイン事務所を選んで来てくれているので
少しでも楽しんでもらえたらと、色々ネタを用意しています。
今年は、デザインが出来上がっていく様子を
生で体感してもらえたらと思い、
僕がMacでデザインを作成しているのを
実際に見学してもらいました。
その後、二人に
《相手の名刺を作成する》という課題に挑戦してもらいました。
というのも、毎年自分で自分の名刺をデザインする、という体験をして貰ったのですが、
よくよく考えてみると、デザイナーは自分のためにデザインしない、と気が付きました。
『誰かのためにデザインする』これが基本姿勢ですので、
今年は、お互いの事をヒアリングし、相手の名刺をデザインしてもらいました。
弊社で普段使用しているヒヤリングシートを実際に使ってもらいながら体験してもらいました。
二人共、中々相手のことを聞き出すのに苦労していましたし、
聞き出したことをビジュル化するには、もっともっと苦労していました。
しかし、楽しんでもらえたようで良かった良かったです。
様子を見にいらした担任の先生も、ご自身の授業(国語)でそのヒヤリングシートを使ってみたい、と
言ってくくださいました。
たしかに、相手のことを深く知るために作ったシートですので
道徳などにも良いかもしれないですね。
何にせよ、貼雑デザイン事務所との出逢いは、
彼女たちの長い人生のほんの一瞬の交差点です。
その点がいつまでも心の隅で光っていることを願います。